半年でTOEFLの点数を35点から80点まで上げた勉強法:その3「スピーキング編、前編」

by keita on 2012年7月18日

こんにちは!Zen Startup の細江です。今回はTOEFLのスピーキングの勉強法を紹介します。TOEFLの中でもスピーキングセクションをどのように勉強すればいいかわからない方も多いと思います。特に初めてTOEFLを受けた方は、なにも話せずに終わってしまったという方も多いのではないでしょうか。スピーキングは独学が難しいといわれているセクションですが、今回はできる限り独学でもできる勉強法を紹介したいと思います。

スピーキング勉強法

まずTOEFLのスピーキングはTask1からTask6まで合計で6種類の問題が出題されます。Taskごとに内容が大きく異なっており、それに応じて勉強法も異なりますが、基本的な勉強方法は以下の通りです。

 

  1. スピーキングの問題に回答する。できればボイスレコーダーやQuickTimeなどの録音機能を使って自分の回答を録音する。
  2. サンプルの回答や英辞郎を参考にして、自分の表現や言いたかったのに言えなかったことなどを確認して完璧な回答をノートに書く。
  3. そのお題に関してはすらすらと話せるようになるまで練習する。

以上が基本的な勉強法です。それではそれぞれのTaskごとに対策方法を紹介していきます。

 

Task1

Task1はお題に対して自分の回答とその理由や内容を述べるというものです。たとえば以下のようなものです。

 

What was the most memorable event in high school? Give reasons why and include details and examples in your explanation.

(高校で最も思い出に残っているできごとはなんですか?理由を述べ、また詳細や例を交えながら説明してください。)

 

回答を準備する時間が15秒、話す時間が45秒です。たった15秒で回答をまとめ、45秒で理由や内容まで述べるというのは日本語でも難しいのではないでしょうか。Task1の対策はおおきく分けて2つあります。1つ目はテンプレートを用意しておくこと。もう1つは回答のネタをあらかじめ用意してそれを実際の回答にむすび付けることです。

 

1. テンプレート

他のTaskにも言えることですが、テンプレートがあると回答が楽になります。Task1のテンプレートは例えば以下のような感じです。

 

[The most memorable event in high school] was ~ for the following reasons.

Firstly,~

Secondly,~

For these reasons, ~was [the most memorable event].

 

[ ]の部分にはお題の内容をそのまま(可能なら少し言い換えて)入れてしまいます。そして、~の部分に自分の回答を入れます。全ての問題にこのテンプレートがぴったりと当てはまるというわけではないので他にもいくつかテンプレートを作っておくと良いです。

 

2. 回答のネタを用意

試験本番で15秒で回答を考えるというのはたとえ日本語でもかなり難しいと思います。そのため、あらかじめいくつか「自分が完璧に話せる!」という回答のネタを作ってそれを実際の回答に結び付けるというのが効果的です。

 

僕の場合、「ハワイに行く」という内容に関しては完璧に話せるようにしてありました。たとえば先ほどの「高校で最も思い出に残っているできごとはなんですか?」というお題に対しては

 

「修学旅行でハワイに行ったことです。なぜなら、きれいな海で趣味のサーフィンなどのマリンスポーツを楽しんだからです。また毎日新鮮なシーフードや南国のフルーツをおなかいっぱい食べることができたからです。」

 

といったように回答します。他にも「ハワイに行く」という内容は以下のようなお題に関しても使うことができます。

 

1週間の休暇が取れたら何をしたいですか?

宝くじで一等が当たったらそのお金をどうしますか?

久しぶりに親友と会うことになりました。あなたは何をしますか?

あなたの趣味はなんですか?

死ぬまでに必ずしたいことはなんですか?

両親にプレゼントをするとしたら何をプレゼントしますか?

老後は何をしたいですか?

引っ越すならどこに引っ越したいですか?

 

少し考えてみただけでもこのようなお題にも「ハワイに行く」という内容は当てはまります。実際には僕の高校の修学旅行はハワイではありませんでしたが、あくまでもスピーキング力を測るテストなので内容が事実かどうかは関係ありません。このように事前に回答のネタを作り、完璧に話せるまで練習してください。

 

回答はまず実際に紙に書いて作成し、その後すらすらと話せるまで練習してください。回答を作成するときはアルクの英辞郎を参考にするのがおすすめです。収録語数が圧倒的に多く、言いたいけど英語でどう言えばいいかわからない表現を調べるのに最適です。

 

また、このように練習して回答のネタがストックされていくと、実際に会話をするときにもより多様な表現が使えるようになります。

 

Task2

Task2はお題に対して賛成・反対やどちらがより良いかといった内容に関して15秒で準備し、45秒で話します。例えば以下のようなお題です。

 

Some people think it is more fun to spend time with friends in restaurants or cafés.Others think it is more fun to spend time with friends at home. Which do you think is better? Explain why.

(友達とレストランやカフェで過ごすことがより楽しいと感じる人もいれば、一方では友達と自宅で過ごす方がより楽しいと感じる人もいます。あなたはどちらのほうが楽しいと感じますか?理由を述べてください。)

 

Task1とおなじく、15秒で回答を準備するというのはかなり大変です。そのため、以下では具体的にどのように対策するべきか説明します。

 

1. テンプレート

Task2用のテンプレートは以下のような感じです。

 

I prefer to ~ for the following reasons.

Firstly,~

Secondly,~

For these reasons, I prefer to ~。

 

このようにTask1のテンプレートとかなり似ています。そのため、Task1とTask2の練習やテンプレート作成は同時並行でおこなうと効率的です。

 

2. 理由づけのポイント

上のテンプレートのFirstlyやSecondlyのあとには自分の回答の理由を述べる必要があります。しかしながら、さまざまなお題に対してしっかりとした理由を述べられるという人はあまり多くないと思います。そうした状況に対処するためには、実際にいろいろな回答に目を通してどのような理由づけができるかを学ぶことが効果的です。

 

たとえばBarron’sのWriting for the TOEFL iBTには多くのサンプルエッセイが載っています。この本はライティング用の本ですが、ライティングのお題によく似たお題がスピーキングでも出題されるので非常に参考になります。また、インターネットで検索すればサンプルエッセイもけっこう出てくるのでそれらを参考にしながら理由づけのテクニックを学んでください。

 

 

3. どうしても理由が思いつかない時の対処法

すぐに理由を思いつけばいいのですが、どうしても理由が思いつかないというケースはけっこうあります。そんな状況でも以下のように無理やり理由を述べる方法もあります。

 

  • 自分の経験として述べる
  • 本で~と読んだという感じで述べる

上記の例題に当てはめて考えてみると「自分の経験を述べる」というのは「先週ひさしぶりに友達と会って自宅で過ごしたが、自宅だとまわりの目を気にせずにリラックスして会話を楽しむことができた。」という感じです。これも実際のことでなくても問題ありません。

 

2つ目の本で~と読んだというのは「以前に、日本の大学の研究チームが、”友達と会う時には自宅などまわりの目がないところのほうがより幸せを感じられる”ということを証明したと本で読んだ。」という感じで述べてしまうという方法です。

 

もちろんしっかりとした理由を述べられるようにちゃんと練習をしておくことが一番ですが、理由が思い付かないということは実際に起こり得ることなのでこのような理由づけの方法も知っておいて損はありません。

 

 Task3

Task3は短いアナウンスを読み、その後にその文章に関する男女の会話を聞き、それらをまとめて回答するという方式です。45秒でアナウンスを読み、その後会話を聞きます。そして30秒で準備し、60秒で回答します。以下のような感じです。

(アナウンス)

Good News for Movie Fans

The Student Association has just purchased a new sound system for the Old Lincoln Hall auditorium, the place where movies on campus are currently shown. By installing the new sound system, the Student Association hopes to attract more students to the movies and increase ticket sales. Before making the purchase of the new equipment, the Student Association conducted a survey on campus to see what kind of entertainment students liked best. Going to the movies ranked number one. “Students at Northfield College love going to the movies” said the president of the Student Association, “so we decided to make what they already love even better. We’re confident that the investment into the sound system will translate into increased ticket sales.”

 

(男女の会話のリスニング)

(男) I really think the Student Association made a bad decision.

() Really? Why? Don’t you like going to the movies?

() Sure I do. But this new purchase is just a waste of money.

() What do you mean? It’s supposed to sound really good.

() Yeah, well, I’m sure it does, but, in Old Lincoln Hall? I mean that building must be 200 years old! It used to be the college gym! The acoustics are terrible.

(女) So you’re saying there’ll be no improvement?

() That’s right. And also, I seriously doubt that going to the movies is the number one social activity for most students.

() Yeah, but that’s what students said.

() Well, of course that’s what they said. What else is there to do on campus? 

() What do you mean?

() I mean, there isn’t much to do on campus besides go to the movies. If there were other forms of, uh recreation, or other social activities, you know, I don’t think most students would have said that going to the movies was their first choice.

 

(お題)

The man expresses his opinion of the Student Association’s recent purchase. State his opinion and explain the reasons he gives for holding that opinion.

 

要約すると、大学が新しい音響設備を購入するというアナウンスに対し、会話の中で男子生徒が反対をしているという内容です。以下でTask3のテンプレートと聞き取る際のポイントを説明します。

 

1. テンプレート

Task3では基本的に男性または女性のどちらかがアナウンスに対して賛成または反対しており、そうした意見とその理由をまとめて話すことが求められます。そのため、以下のようなテンプレートが利用できます。

 

The man/woman is happy/unhappy about the announcement that ~

 

He/She claims that~

 

Moreover, he/she says that~

 

賛成・反対に関わらず基本的には理由を2つ述べることが多いので、それらをこのテンプレートに当てはめて話すことがポイントです。

 

2. リスニングのポイント

まず、基本的なリスニング力の不足を感じている人は前回のブログで紹介した方法でリスニングのトレーニングをやってください。その上で、聞き取る際のポイントは接続語に注意することです。

 

上に書いたように、会話の中で話し手がアナウンスに賛成・反対する理由が基本的には2つ述べられます。その際にAlsoやMoreoverなどの接続語を意識しながらリスニングをすることで、2つの理由を明確に聞き分けることができます。そうすることで短い準備時間でも効率的に回答を準備することができます。

 

長くなったのでTask4~Task6の対策方法は次回のブログで紹介します。ご期待ください!

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