僕が実践しているTwitterマーケティング手法(7種の無料ツールを活用)

by 町田 龍馬 on 2012年5月10日

多くの企業や店舗のマーケティング担当者は、Twitterを使い、サイトやブログの更新情報の配信や、商品の宣伝、顧客サポートなどを行なっているが、効果検証を行いながら、適切なコンテンツを配信している人はあまり多くはない(パーソナルブランディングにTwitterを使う個人も同様)。

 

Twitterを最大限にマーケティングに活用するには、少なくとも「メンション/RT/お気に入り追加の数」を把握し、フォロワーに人気のコンテンツの特徴を洗い出す(解析)など、ブログ記事と同様に「コンテンツの最適化」が必要だ。また、Twitterから良い情報を手に入れ、適切な時間に効率良く投稿するテクニックも重要だ。

 

今回の記事では、山ほどあるTwitterマーケティングツールの中でも、僕が実際に使っている7つのツールと、その使い方を包み隠さず自信を持って紹介したい。これをみれば、Twitterを使った情報収集・分析・投稿をターゲットユーザーに向けて「効率良く」できるようになる。英語メニューしかないツールもあるが、どれも簡単に使えるので気軽に試してほしい。

※ 今回紹介するほとんどのツールはFacebookにも対応している

1.Buffer

Bufferは、Twitterや、Facebook、LinkedInで運営しているアカウントへ、時間を分散して「テキスト、画像・リンク」を自動で投稿するサービス。あらかじめ投稿する時間を曜日ごとに設定しておけば、ブラウザやモバイルアプリから簡単に予約投稿ができる。

 

僕はChromeプラグインを使い、以下のようにボタンひとつで予約投稿をしている(iPhoneアプリからおこなうときも)。投稿内容によってアカウントや投稿時間を分けている。例えば、速報ニュースなどは即投稿し、速報性が高くないものは予約投稿する。

 

基本的には無料で使えるが、月$10払うと各アカウント同時に50まで予約投稿が可能になる(僕はこれ)。同時に50以上いれたい人は月$100で無制限の予約投稿ができる。

ワンクリックでコンテンツ作成

Chromeのプラグインを入れて、投稿したいサイトでワンクリックすると、自動で「タイトル・サイト名・リンク」を生成する。また、Facebookに投稿する場合は、サムネイル画像を選択できる。短縮URLは独自のBufferの管理画面からBitlyのAPIを使い連携させることができる(後に解説)。

予約投稿内容

Bufferの管理画面からも、投稿・解析・投稿時間の設定などができる。中でも時間設定は特に重要だ。

投稿の解析

Bufferで投稿した内容の、クリック数、RT数、メンション数、お気に入り数が、直感的にわかる。これを分析して「ターゲットが喜ぶ情報」を研究し、次の投稿に活かすことが重要。

管理画面からリプライ

RTしてくれたユーザーのフォロワー数を確認できるので、フォロワー数が多い人のプロフィールを見て影響力がありそうであれば、すぐにリプライしよう。リプライの内容は「RTしていただき、ありがとうございます!」などシンプルに感謝の気持ちを示す(通常の人間のやり取りと同じ)。少しいやらしく感じるかもしれないが、フォロワー数が増えると全員に同じ対応はできないので、影響力をみて対応することも必要だ。

Bufferのファウンダーは25歳(Joel)と21歳(Leo)

僕はJoelとLeoを「成功している若手起業家」として非常に尊敬している。3月に彼らと東京で会ったときは、非常に刺激され、「Focus:集中」の大事さを身にしみて感じた。その後も、FacebookやTwitterで連絡を取り合っていて、常に刺激を受けている。このような関係を抜きにしても、Bufferは特におすすめしたいツールだ。

2. Crowy

Crowyは、Twitterの投稿と管理、情報収集ツールとして力を発揮する。今回紹介するツールで唯一の「和製」で、Bufferと同様に個人的に応援しているサービスのひとつ。同様のサービスにHootSuiteがあるが、日本で使う場合Crowyよりも重いのでおすすめしない。

 

Crowyを使うと、複数のTwitterやFacebookのアカウントを、1画面で管理できる(上画像)。僕の場合は、個人とZen StartupのTwitterアカウントに使用しており、毎日Crowyから、メンションの確認や、それに対するリプライとRT、リストのチェックを行なっている。

 

HootSuiteと異なり、Facebookグループに投稿できる点も便利(複数可)←HootSuiteからもFacebookグループへ投稿できるようになっていました。ただし無料では合計5アカウントまでで、それ以上は月$6かかる。アカウント数に制限のないCrowyがおすすめだ。

3. Tweriod

Tweriodは自分のフォロアーが「何曜日の何時にアクティブなのかをグラフで表す」フォロワー解析ツール。「平日」「土曜日」「日曜日」「週末」といった曜日の区分も可能だ。

最近TweriodとBufferは連動するようになったので、Tweriodが提案するベストな投稿時間を、ワンクリックでBufferの予約投稿時間に設定できる。ちなみに僕の場合はTweriodが提案するよりも投稿数が多いので手作業でBufferの予約投稿時間を設定している。

4.TwentyFeet

TwentyFeetは、Twitterや、Facebook、GoogleAnalyticsなどのパフォーマンス指標をまとめて表示する解析ツール。対応サイトは以下の通り。

  • Twitter
  • Facebook
  • bit.ly
  • Google Analytics
  • YouTube
  • Myspace

Twitterの分析だと、アカウントごとに、フォロアー数や、アンフォロー数、リプライ数、RT数、リスト数、お気に入り数、フォロワー比率など、あらゆる指標を、期間(日、週、月)を指定してグラフで表示することが可能。

Bufferでは、各投稿ごとに、リプライ数や、RT数、お気に入り数を表示するが、TwentyFeetは指定した期間の投稿をまとめてグラフで表示する。Bufferと比べて全体の流れをつかみやすい。リスト数やフォロワー比率などを計測できる点も便利。  僕は一週間に一度、管理している全てのTwitter・Facebook・Google Analyticsアカウントのデータをチェックしている。

5.Twilert

Twilertは、指定したキーワードがTwitterに投稿されると、メールで知らせてくれる情報収集ツールである。GoogleアラートのTwitter版といった感じで、メールが届く時間もキーワードごとに指定できる。自分の名前やサイト名、商品名をキーワードとして登録しておくといい。また「インバウンドマーケティング」などウェブ上に情報が少ない最新のキーワードを登録することもおすすめ。

6.Klout

KloutはTwitter・Facebookアカウントのデータを元にソーシャルメディア上での影響力を数値化するサービス。Kloutが表す「影響力」とは、フォロアーの多さだけでなく、「リプライ」、「RT」、「ツイートに含まれるリンクのクリック」の他、どれだけ影響力のある人にメンションやRTされたかなど、あらゆる要素が関係している。

 

先週の紹介した方法を使えば、Kloutスコアも自然と上がるので、参考にしてほしい(過去記事:本物のTwitterフォロアーを増やす6つの方法)。

自分の管理しているTwitterアカウントのKloutスコアをチェックすることによって、過去一ヶ月のTwitterとFacebookのパフォーマンスを確認できる。具体的には、自分の投稿の拡散度、フォロワーやFBフレンドの反応度、影響力のある人の反応度がグラフで表示される。   ベンチマークしたいライバルのアカウントのKloutスコアをチェックすることもできる。また僕のようにKloutウィジェットを自分のサイトやブログに貼り付けて、Kloutスコアをアピールすることも可能。   Chromeの拡張を使えばTwitter.comに行くと全ユーザーのKloutスコアを確認できる。

 

蛇足だが、これからの時代、Kloutは学歴よりも重要な指標のひとつになるかもしれない→Kloutのスコアが40以上だとサンフランシスコ空港のVIPラウンジが無料で使える―キャセイがキャンペーン開始 http://bit.ly/JeIcMb

7.bit.ly

bitlyは最も有名なURL短縮ツール。投稿で使用するURLを簡単に短縮し、そのURLのクリック数を確認できるようにする。Twitterの文字制限は140字なので、bitlyを使いURLを短くしてから投稿すべき。そうすることでRTやメンションの数が増える。

 

bitlyのAPIキーをBufferに連携させると、Bufferで投稿する全てのURLがBitlyになるので、どのリンクが何回クリックされたか日毎に確認できるようになる。BufferからもURLのクリック数を確認できるが、Bufferはあくまでも合計数で、Bitlyだとその日ごとにクリック数をチェックできる。両方をうまく組み合わせてURLのクリック数を調べて「適切なコンテンツ」を研究してほしい。

7つのツールの組み合わせ方

今日ご紹介したTwitterマーケティングツールは全て無料で使えるのが特徴(有料アップグレード有り)。おすすめの使い方は以下だ。

  1. Bitlyに登録
  2. Bufferに登録し、Chrome拡張をインストールする
  3. BufferにBitlyのAPIキーを入れる
  4. Tweriodに登録、フォロワーがTwitterを使う時間帯を把握し、Bufferで投稿時間を曜日別に設定する(TwerodからBufferに自動連携・設定も可)
  5. BufferのChrome拡張やモバイルアプリを使い「フォロワーに有益な情報」をなるべくURL付きで予約投稿する(アカウント別に発信する情報や投稿時間を分別し、速報は予約せず即投稿する)
  6. TwitterのパフォーマンスをBufferと、TwntyFeet、Klout、Bitlyで計測・分析する(一週間に一度)
  7. 分析結果から「ターゲットオーディエンスに最適なコンテンツ」の種類や投稿方法を整理し、BufferやCrowyで投稿する際に活かす

TwitterはFacebookよりも重要なマーケティングツール

Twitterは乱れてきたという人がいるが、それはあくまでユーザー視点なので、ビジネスパーソンんは気にしなくて良い。Twitterユーザーはむしろ増えているし、日本人のTwitter利用率は世界と比べてかなり高いので、現状はFacebook以上にTwitterは重要なマーケティングツールだといえる。

 

今回の記事では、有益なコンテンツをターゲットオーディエンスに出すためのノウハウを中心に書いたが、Twitterマーケティングはカスタマーサポートやファンとの交流のツールとしても活用すべきだ。これについては別の回にまとめて書きたい。 参考記事:Twitter活用している企業トップ5:成功の秘訣とは?

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町田 龍馬

著者プロフィール

25歳 起業家。米国向けにFacebook解析ツールを「ZenMetrics」を開発しながら、NetConcierge.jpのインバウンドマーケティングとFANCAM.comの日本進出を支援(http://t.co/DX58UjKS)。過去に倖田來未FANCAMと学研カレンダーアプリの企画/ディレクション、マイクロソフトのコンサル。モットーは「海外経験者や起業家精神を持った人を増やして日本を元気にする」

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