僕がスタートアップハウスを休止した理由

by 町田 龍馬 on 2012年5月6日

僕は今年の1月にスタートアップハウス構想をかかげ、入居に興味がある方に向け「ミートアップ」を10回ほど開催してきた。ミートアップは基本的に渋谷や田町のカフェなどで開催してきた。日経BP社の玉置さんと、VOYAGE GROUPの矢澤さんのご好意で、それぞれの会社のミーティングスペースをお借りしたこともあった。

 

mixi本社移転などオフィス仲介を行う47オフィスで働く友人の協力のもと、土日を使っていくつもの物件を見学した。知人のインテリアコーディネーターに見学に参加してもらい、実践的なアドバイスをいただいたこともあった。

 

ある程度コンセプトや住みたい家が決まったところで、スタートアップハウスの認知度を上げ、支援者を増やすために、クラウドファンディング・サイト「CAMPFIRE」で告知することを決めた。入居予定だった鈴木くんを中心にプロモーション動画とCAMPFIREのページに掲載する文章を作成した。

 

動画の第一弾が出来た時点で、多くの友人や一流のビジネスマンにレビューしてもらい、その後撮り直しをして動画を完成させた。

スタートアップハウスのウェブサイトを作成してくれる方をTwitterとFacebookで募集したところ、同年代の古屋くんと田中さん(クリエイティブユニット「ナマケモノ」)が、ロゴや公式サイトを無償つくってくれた。このブログの読者を含め他にも多くのひとがFacebookやTwitterで応援メッセージを送ってくれた。

 

これまでに本当にいろいろな人たちがスタートアップハウスに協力してくれた。本当に僕は恵まれている。心から感謝しています。だからかこそ中途半端な気持ちでスタートアップハウスを続けることはできない。

スタートアップハウスで目指したもの

僕がスタートアップハウスをやりたかった理由は、ただひとつ。

「米国アプリ市場で成功し、ローモデルとなることで、日本人をインスパイヤさせ、海外で勝負す人を増やし、日本を元気にしたい。」

この思いもと全力でスタートアップハウスの実現に向けて取り組んできた。多くの人から応援してもらってきた。しかし、ここに来てスタートアップハウスを一時休止することを決断した。

 

CAMPFIREに投稿するための準備は全て整っていたので、とりあえず出してみて協力者や入居者を募るという選択肢もあった。しかし中途半にはやりたくなかったので、入居希望者の中でも一番協力してくれていた、鈴木君とじっくり話あい、休止することを決断。

 

多くの方から応援してもらっていたので、苦渋の決断だった。それでも僕がスタートアップを休止させた理由は大きく2つある。

スタートアップハウス休止の理由

  1. 僕の名義では希望の物件を契約できない
    収入と年齢の問題で僕の名義では大型のマンションや一軒家を都内で借りることがほぼ不可能だったので、父の会社か父個人の名義を借りて契約する必要があるとわかった。入居者としっかり契約書を結んで父にお願いすれば、おそらく父は協力してくれた。しかし、それは父親に甘えすぎていると感じた。この時点で僕の実力以上のことをやろうとしていることに気づいた。小さなマンションで少人数でスタートする方法もあったが以下の理由で諦めた。

     

  2. スタートアップハウス実現には予想以上の労力と時間を要す
    僕は12月から個人事業主としてZen Startupでビジネスを行なっている。ようやく定期的な収入が入るようになったが、もっとZen Startupのビジネスに集中しなければ、僕の目指している世界には行けない。これは、成功しているWebアプリ「Buffer」の創業者のと3月に会って痛烈に感じるようになった。(過去記事:尊敬するスタートアップ「Buffer」のファウンダー二人とランチした

     

    スタートアップハウスを実現させるためには、物件探しから、スタートアップハウス告知、入居者募集、入居者決定、プランニング、家具などの購入、引越し、レイアウトなど、多くのことをやる必要があった。これらは思っていた以上に労力と時間を必要とした。

     

    僕は自分のビジネスに集中してZen Startupを安定させなければ、スタートアップハウスをリードすることは不可能だと判断した。

全力でやった、後悔はしていない

僕は今回のスタートアップハウス構想から実現に向けた「行動」によって多くのことを学んだ。それは自分が考えて実行したからだ。失敗に終わったが、全力でやったので後悔はしていない。

 

これからも僕は多くの人に迷惑をかけては、また失敗するかもしれない。だけど絶対に諦めない。いつか必ず、米国アプリ市場で成功し、ローモデルとなることで、海外で勝負する若者を増やし、日本を元気にする。

 

今年中にZen Startupのビジネスを安定させ、僕はアプリ開発にフルコミットしていく。今後も応援よろしくお願いします。

 

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町田 龍馬

著者プロフィール

25歳 起業家。米国向けにFacebook解析ツールを「ZenMetrics」を開発しながら、NetConcierge.jpのインバウンドマーケティングとFANCAM.comの日本進出を支援(http://t.co/DX58UjKS)。過去に倖田來未FANCAMと学研カレンダーアプリの企画/ディレクション、マイクロソフトのコンサル。モットーは「海外経験者や起業家精神を持った人を増やして日本を元気にする」

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