先週始まった「Facebookクーポン」が日本で流行る理由

by 町田 龍馬 on 2012年4月19日

TechCrunchより

 

遂に日本でもFacebookクーポンがスタートした(2012年4月13日)。単刀直入に言うと、Facebookクーポンは日本でヒットする。理由はFacebookユーザー数が伸びており、インフラ化することがほぼ間違いないからだ。児玉太郎氏(Facebook日本法人カントリー・グロース・マネージャー)の発表によると、Facebook利用者数が日本で1,000万を超えた。毎月程度はあるものの右肩上がりだ(上画像)。

Facebook創業者マーク・ザッカーバーグ氏の狙いは、Facebook上から広告を無くすことであり「Facebookクーポン」はその目的を実現する施策のひとつである。今後、Facebookは「Facebookクーポン」の他「FacebookモバイルとFacebook決済の連携」など、あらゆるインフラを整備し、広告なしでもマネタイズが可能な不動のプラットフォームとなるだろう。

 

今回の記事では、2012年4月13日にスタートしたFacebookクーポンがどういうものであるかまだよく知らない読者のため「使い方」と「優れている戦略」をお伝えしよう。

Facebookクーポンの利用方法 3ステップ

Facebookクーポンの使い方はいたってシンプル。大きく3つのステップがある。

 

1. 自分がファンになっているFacebookページや友達経由で、Facebookクーポンが自分のフィードに表示されるので、「クーポンを入手」をクリックする。

 

2.ポップアップが表示されるので共有範囲を指定して「OK」をクリックする。

3.クーポンがメールで送られてくるので、お店で携帯の画面を店員さんに見せて利用する。

リアル店舗や施設は「Facebookクーポン」を無料で発行可能

Facebookページで「いいね!が500以上あり、リアル店舗や施設を持っている、事業者に限って「Facebookクーポン」を無料で発行できる(公式情報)。以下の理由から全ての店舗はFacebookクーポンを活用すべきだ。

  1. クーポンを入手するとFacebookフレンドに自動的に共有される仕組みがあるのでクチコミが生まれやすい
  2. 紙クーポンを使用しなくてもいいのでコスト面を抑えれる(Facebookクーポンは無料)

特に1の「信用性の高いクチコミが生まれやすくなったこと」が大きな理由だといえる。

 Facebookクーポンは購買心理をとらえたサービス

ここで1つあなたに質問したい。2つの同じジャンルの異なったお店があるとする。1つはFacebook上で友達が「いいね」を押し、それがニュースフィードに反映されているお店。一方は偶然フリーペーパーで発見したお店。この2つならあなたはどちらの方に行きたくなるだろうか?

 

おそらくあらたの答えは前者だろう。なぜなら前者は友達が薦めている店舗なので、そのお店に対し親近感を抱きやすくなるからだ。

 

人には自分の好きな人や憧れの人のマネをしたり、賛同する傾向がある。つまり自分の知っている人が「いいね」やシェアしている情報ならば信頼性も高く、お店へ信頼度が上がる。「Facebookクーポン」はこれらの心理をうまく利用したサービスなので、ぜひ店舗は公式ページを参考に導入してみてほしい。

これからの時代、クーポンは紙からデジタルへ

Facebookクーポンは友達の共有がきっかえけで知ることがほとんどなので、フリーペーパーなどよりも安心してお店に行くことができる。このようも利用者の購買心理を上手くとらえて、人の感情に訴える手法はソーシャルコマースに相性がいい。ソーシャルメディアが生活の一部になった現在、こういったサービスはこれからどんどん増えていくはずだ。

 

現状では圧倒的に紙媒体のクーポン利用が多いが、これからはFacebookが日本でもインフラ化していき、同様にFacebookクーポンもインフラ化していく。「紙→デジタル」の流れは間違いない。ビジネスオーナーは、このようなデジタル化を流れを見据えて、できるだけ早く、Facebookなどソーシャルメディアやアプリ開発に時間とお金を投資すべきだ。

おまけ: LinkedInの製品レビュー機能も購買心理を活用

Facebookクーポンで捉えている購買心理はLinkedInの会社ページにも存在する。ユーザーが製品のレビューを書くことができ、そのユーザーのコネクションに近いユーザーのレビューが優先的に表示されるようになっているのだ(上画像)。

関連記事

町田 龍馬

著者プロフィール

25歳 起業家。米国向けにFacebook解析ツールを「ZenMetrics」を開発しながら、NetConcierge.jpのインバウンドマーケティングとFANCAM.comの日本進出を支援(http://t.co/DX58UjKS)。過去に倖田來未FANCAMと学研カレンダーアプリの企画/ディレクション、マイクロソフトのコンサル。モットーは「海外経験者や起業家精神を持った人を増やして日本を元気にする」

Leave a Comment