IT関係者全員に観てほしいTEDのプレゼン9撰

by 町田 龍馬 on 2012年3月9日

 

TEDというNGOがある。1984年に技術(Technology)、エンターテインメント(Entertainment)、デザイン(Design)の3つの分野のエキスパートを集める会議として始まった。以後「Ideas Worth Spreading(広めるべきアイデア)」を伝えようと、全講演をTEDの公式サイトと、公式YouTubeチャンネルで、無料公開している。

僕はニュージーランドの大学でEthics(企業倫理)を勉強していたとき、毎週TEDの動画をみて、レポートを書いてディスカッションしていた。幸福論を語っていた心理学者の話しなどは、僕の中ではとても新鮮でおもしろかった。

 

TEDには数えきれないくらいの動画があるが、今回はその中でも、Zen Startupブログ読者のために、9本の動画を厳選した。再生ボタンを押すと日本語の字幕が出るので安心して観てほしい。

 

1 仕事がオフィスで行われない理由

僕が最も尊敬する企業「37 Signales」共同創業者のJason Fried氏が、オフィスは仕事をする場所に適していないことを主張する。Fried氏は主な問題点を指摘し、仕事が効果的に行われるようにするための3つの提案をする。

 

 

2 著作権に対するYouTubeの姿勢

YouTubeのユーザー・エクスペリエンス担当部長、Margaret Stewart氏は、YouTubeが著作権所有者やクリエイターといかに協力し、誰にとってもプラスとなる環境を作っているかを説明する。

 

3 次のインターネットは?

Tim Berners-Lee氏は20年前にWorld Wide Web(WWW)を考案した。Berners-Lee氏は現在、開かれた“Linked Data”(実質に考え得るありとあらゆるものが、それに関連する物と繋がる形でウェブ上に存在する世界)を作っている真っ最中だ。彼はこれまで、言葉、画像、動画などがネット上に公開され、様々な目的で活用されてきたように、私たち自身でデータを公開し、みなで共有できるようにしているのだ。

4 ソーシャル・メディアとジェンダーの終焉

メディアと広告代理店は相変わらず古いデモグラフィックス(見込み客の年齢や性別、職業や居住地などの属性による統計上の分類)を使い、視聴者を分析しているが、ネット上で年齢や性別、収入を突き止めるのは一層困難になっている、とメディア研究者のJohanna Blakley氏は語る。ソーシャル・メディアが従来のメディアを凌駕し、女性ユーザー数が男性ユーザー数を上回る中、メディアの将来にどんな変化が待ち受けているかを説き明かす。

 

5 デザインの良さで幸せになる3つの方法

人を幸せにするデザインを考える、デザイン評論家のDon Norman氏が、美しさ、楽しさ、喜び、感情に着目する。Norman氏はデザインに優れた製品が成功するための3つのポイントを挙げる。

6 ハッピーなデザイン

グラフィック・デザイナーのStefan Sagmeister氏は、自分が幸せを感じた瞬間を紹介しながら、聴衆を一風変わった旅へと連れ出してくれる。Sagmeister氏はさらに、このような瞬間がいかに良いデザインと結び付いているかを力説する。

7 オープン・データが世界中に広まった年

Tim Berners-Lee氏はTED2009で「今こそ未加工データを」と呼び掛けた。政府や科学者、諸機関にウェブ上で生のデータを公開してもらうという提言だ。Berners-Lee氏は2010年にTED大学で、データがリンクされた場合の興味深い結果を紹介している。

8 インターネットのこれからの5000日

Kevin Kelly氏は2007年のEG会議で面白い統計を発表した。インターネットは生まれてわずか5000日だという。Kelly氏は今後5000日でどうなるのかを問い掛ける。

9 Twitterのユーザーに耳を傾ける

この講演までの1年で、Twitterの規模は爆発的に拡大した。2008年だけでも10倍に膨れ上がっている。共同創設者のEvan Williams氏は、成長の裏にはユーザーによってもたらされたアイデアがあると明かす。ユーザーが予期せぬ利用方法を編み出したというのだ。


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町田 龍馬

著者プロフィール

25歳 起業家。米国向けにFacebook解析ツールを「ZenMetrics」を開発しながら、NetConcierge.jpのインバウンドマーケティングとFANCAM.comの日本進出を支援(http://t.co/DX58UjKS)。過去に倖田來未FANCAMと学研カレンダーアプリの企画/ディレクション、マイクロソフトのコンサル。モットーは「海外経験者や起業家精神を持った人を増やして日本を元気にする」

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