年齢も住んでいる場所も関係ない時代

by 町田 龍馬 on 2012年1月16日

現在は、住んでいる場所、年齢は関係なく、重要なのは「いま何ができるか」である。先週、僕はDribbble(一流のデザイナーがポートフォリオを公開するコミュニティーサイト)で、Webアプリ用のデザイナーを探していてこれを痛感した。僕が取り組んだプロジェクトの内容は以下の通り。

 

プロジェクト概要

  • B向け、解析ツール、Webアプリ
  • アメリカ市場狙い
  • 予算$5000
  • 20ページ+ロゴ+ファビコンのデザイン
  • クリーンでミニマムなデザイン

選考方法

  1. Dribbleでキーワード検索(僕はanalyticsで検索)
  2. 実績を見て気になった人にコンタクト(Dribbleのメッセージ、または個人のサイトから)
  3. 返信があった人とスカイプチャット

結果

予算的に「やれる」と言ってくれた、ラトビア共和国、カナダ、パキスタン、インドネシアに住んでいる4人のデザイナーとスカイプでやり取りをした。彼らのポートフォリオにあるデザインはレベルが高く、Dribbble上の評価(他の一流デザイナーからのいいねやコメント)も良かった。スカイプでやりとりをすると、英語は完璧、とてもフレンドリーで、海外の人との仕事に慣れている感じがした。そして、これは本当に偶然なのだが全員僕と同じ年、24歳だった。

 

年齢や住んでいる場所は関係ない

上の4人は住んでいる場所は違うが、4人とも、同じくらいのレベルで(デザインのセンス)、同じくらいの金額だ(時給$40−$60)。通常ならパキスタンとカナダの同じスキルの人であれば、賃金格差が10倍くらいなのだが、彼らは同じだった。つまり、スキルがあれば、世界中の人と仕事ができるので、住む場所も年齢も関係ないのだ。日本人は気づいていないかもしれないが、デザイナーの需要は高まるばかりで、優秀な人は会社に務めるより個人で独立した方が圧倒的に稼げる。

 

日本人は何をすべきか?

最も大事なことは現実を認識することだ。しっかりと現実を認識できれば、対策を打てるので、恐怖に打ち勝てる。今回の例でいえば、日本人のWeb/Mobileデザイナーは、海外で、まったく競争力を持っていないことを認識しなければならない。

 

Dribbbleに登録している日本人は、一人しか見つけれなかった。日本人のデザイナーはこの状況に危機感を持つべきだ。世界には24歳ぐらいのデザイナーでも、高い報酬を稼ぎ、世界中のクライントと、やりあってる人が、現実としてたくさんいる。

 

日本のデザイナーはなぜDribbbleを使い活躍できないのか?一番の原因は英語ではなく、「会社に勤めれば安心というマインド」だと思う。昔はこの考え方でよかったが、日本経済の先行きが怪しくなったいま、すべてを会社に託すのはリスク以外なにものでもない。日本と世界の状況を認識して、このマインドを捨てて、次の一歩を踏み出す勇気をもたなければならない。

 

他国は気づき始めてる。外に出なければ、海外と仕事しなければ生きていけないことを。上のデザイナーはあくまでも一例で、他の分野でも多くの人が、年齢や場所に関係なく、スカイプやメールを使い世界中の人と仕事をしている。彼らは自国の政府や企業に頼らなくても生きていける力をつけている。

人と違うことは恥ずべきことではない、むしろ自信を持つべきこと

前にも書いたが、人と違うことすることは、勇気がいる。だからこそ僕はそういった人たちを尊敬する。

自分が世界を変えられると本気で信じる人たちが世界を変えてきた

 

ユニークな人材が日本を、世界を変える

 

 

海外にアウトソースすることは日本の雇用を減らすのか?

人によっては海外の人に仕事を任せることで、日本の雇用が減り、よくないと言う。エンジニアが育たないとか、日本の会社が受注できなくなるとか。しかしちょっとまって欲しい。海外の人材を活かすことができない日本企業は数年後どうなるのか?

 

日本人のコストは高いので、どんなにいいものが作れても、消費が落ちている現状では、海外のリソースを使わずに自社にいる日本人の雇用を守ろうとすれば、こういった会社は倒産するしかないだろう。現在は日本人を雇用できたとしても、それにこだわっていては、数年後に倒産して、全職員の雇用を失う。

 

ゆでガエルのように「気づいたら雇用がなくなったていた」では済まされない。だからこそ日本企業は海外のリソースを活用し、個人を含め才能のある人たちバーチャルコレボレーションする経験を積むこと。そして。海外と戦える競争力をつけ、日本経済をさせえていかなければならない。

 

ちなみに、ゆでガエルとは、以下のことから、日本経済を表すときに使われることがある。

蛙を熱湯にほうり込めば、あわてて飛び出すが、水から徐々に温められると、気持ちよく茹で上げられて、反応しなくなり、やがて死んでしまう。

まとめ

日本や世界の状況を認識して、危機感を持ち、世界中の人とネット(メールとスカイプで十分)を通じて働けるスキルをつけよう。繰り返しになるが、年齢も住む場所も関係ない時代は、既に現実となっている。国や会社に依存する生き方を止め、自分の得意なこと、興味があることを、できるだけ早く伸ばすべき。大前研一氏が「ザ・プロフェッショナル」で書いていたように、世界中、どこに行っても生きていける力を身につけなければならない。

 

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町田 龍馬

著者プロフィール

25歳 起業家。米国向けにFacebook解析ツールを「ZenMetrics」を開発しながら、NetConcierge.jpのインバウンドマーケティングとFANCAM.comの日本進出を支援(http://t.co/DX58UjKS)。過去に倖田來未FANCAMと学研カレンダーアプリの企画/ディレクション、マイクロソフトのコンサル。モットーは「海外経験者や起業家精神を持った人を増やして日本を元気にする」

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