起業家 スティーブ・ジョブズが教えてくれた7つのこと

by 町田 龍馬 on 2012年1月10日

僕が、起業家「スティーブ・ジョブズ」に影響を受けはじめたのは、大学3年のころだったと思う。iPhone発売時のKeynoteを観て、鳥肌がたった。自分のプレゼンに活かそうと必死で練習した。この時から、ジョブズのことを調べてだし、知らぬ間にファンになっていた。

 

ジョブズのファンになってからは、まだ4年くらいしかたっていないが、僕は起業家としてジョブズを心から尊敬するし、彼は起業家たちに一生語り継がれると思う。ファン歴は短いが、ジョブズから学んだことは、たくさんあるので、以下にまとめてみた。

大きな志を持つ

全てのビジネスの目的は利益を最大化させることだ。もしこの気持ちがなければ、起業すべきでないだろう。起業して新しいものを創るなら、大きな志を持つべきだ。

 

アップルは単なる巨大テック企業ではない。ジョブズは人類にとって役に立つ製品を生み出し、世界中の人のライフスタイルを豊かにした。これはジョブズが「世界をよくする」という大きな志をもって、情熱を注いできたからだ。最終的にジョブズは、世界中の人が使う商品をつくったので、アップルは巨大な利益を生み出す企業に成長した。

 

ジョブズのように「大きな志」を掲げて、世界中の人がかかえる「大きな問題」を解決することができれば、「大きな企業」をつくれるかもしれない。しかし、現実は厳しく、ほとんど起業家は、アップルやFacebookのような巨大企業を生み出すことはできないので、37 Signals(個人的に最も好きな企業)のように、ニッチなマーケットで勝負することになるだろう。

 

いずれにしても起業するのであれば「大きな志」を持ってビジネスに取り組む方が、まわりからみて魅力的だし、やっている本人も楽しいと思う。なによりも、大きな志があれば、賛同する仲間が集まってくるし、誰かをインスパイヤーさせることができる。

情熱を持つ

ジョブズはお金には興味がなく、世界中の人々の生活を良くすることに、情熱を注いできた(実際にジョブズの給料は年間$1だった)。ジョブズにように自分のやっていることに対して情熱を持って取り組めれば、一生懸命働くので、成功率もあがるはずだ。

 

僕も、一度きりの短い人生なので、お金のためだけでなく、日本を良くするために情熱を注ぎたい。具体的には、起業家や、海外経験者を増やし、日本を元気にしたい(これについては、また新たに記事をかきたいと思っている)。

集中する

ジョブズがアップル社に復帰する以前は、約350の製品があったが、10製品にまで絞り込んだ。この例からわかるように、ジョブズは、たくさんのヒットを打つことよりも、ホームランを打つことに集中してきた。

 

僕もジョブズのように、大きな視点で、ビジネスを捉えて、自分のビジネスにインパクトのあることに集中したい。やっていることが少しでも成果がでていれば、多くのことに手をつけずに、現在のビジネスに集中すべきだ。

機能ではなく「人の役に立つこと」に集中する

スティーブ・ジョブズが生み出した製品は全て、人の役に立つものだった。機能で勝負したことは一度もなかった。例えば、iPhoneは、複数のデバイスをひとつにまとめたことで、人の役にたった。iPhoneがなければ、僕らは、MP3プレイヤー、携帯、カメラ、ビデオカメラなどを、ポケットやバッグに入れて持ち歩くことになっていた。

 

ジョブズが教えてくれたことは、起業家は「人の抱えている問題を解決すること」に集中すべきだということ。これが出来れば素晴らしい製品をリリースできるだろう。ちなみに、この考え方は、リーンスタートアップの中で、もっとも重要なコンセプトのひとつだ。

プラットフォームをつくる

ジョブズはAppStoreとiTunesStoreというプラットフォームをつくった。これによりアップル社以外の、会社や個人が、アプリや音楽を販売して儲けることが可能になった。アップルは第三者が製品をつくって儲けることができる「エコシステム」を形成したことで、自社でアプリなどコンテンツをつくる必要がなくなった。

 

僕は、このプラットフォーム戦略をリアルタイムで体験できたことで、何かやるときは、いかにしてエコシステム(プラットフォーム)をつくるかを考えるようになった。これはアイディアを大きくするために大切なことだ。

仲間を大切にする

ジョブズを含め、どんなにすごい人も、全てをひとりで行うことはできない。だからリーダーは仲間の大事さを理解して、彼らを大切にしなければならない。ジョブズも、ビジョンを掲げ、荒々しくも、ジョブズなりに仲間を大切にして、キーパーソンを離さなかった。

 

ジョブズは社内では嫌われ者だったという噂はあるが、客観的にみるとアップルを世界一の企業に育てあげ、ずば抜けた福利厚生と報酬を提供している。なによりも「ジョブズと一緒に世界を変えている」という体験はお金に変えられない価値なので、アップル社の社員の満足度は高かったと思う。

 

僕も、これからいろんな人と仕事をする中で、仲間を大切にして、信頼されるリーダーになりたい。

オンライン先行予約、販売をおこなう

通常は製品が完成してから販売を開始するが、ジョブズは違った。アップル社の製品は完成前でも、ジョブズがKeynoteで「人の問題を解決する製品」をプレゼンし、その数日後に、お客さんはアップルストアで製品を先行予約、購入することができた。

 

Webサービスは製品が完成していない段階で、先行予約は受け付けれても、商品がない状態で販売することは難しいと思う。しかし、アップルのように物理的な触れる商品は、先行販売することができる。Webサービスやモバイルアプリの場合は「Coming Soonページ」を公開してユーザーを集めることができる。

 

この考え方は、リーンスタートアップとつながる。リーンスタートアップでは、起業家は、製品(アプリや商品)をできるだけ早くリリースし、顧客の意見を聞き、素早く製品に反映さえることをすすめている。なので先行予約も先行販売もリーンスタートアップのコンセプトにあっている。

まとめ

ジョブズの死はあまりにも早く、本当に残念だった。しかし「世界を変える」という大きな志のもと、情熱を持って一生懸命生き、一生語り継がれるような事業をなしとげた。そして最期は愛する家族や友達に囲まれ、この世を去ることができた。きっと本人も自分の人生に満足できたと信じる。

 

僕はこれから、一生ジョブズを意識して生きていくだろう。僕のように、ジョブズはたくさんの起業家の心の中で生き続ける。

 

あなたはジョブズからなにを学びましたか? ぜひFacebookコメントやTwitterで意見をきかせてください。

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町田 龍馬

著者プロフィール

25歳 起業家。米国向けにFacebook解析ツールを「ZenMetrics」を開発しながら、NetConcierge.jpのインバウンドマーケティングとFANCAM.comの日本進出を支援(http://t.co/DX58UjKS)。過去に倖田來未FANCAMと学研カレンダーアプリの企画/ディレクション、マイクロソフトのコンサル。モットーは「海外経験者や起業家精神を持った人を増やして日本を元気にする」

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