アウトソーシングによるアプリ開発の時代

by 町田 龍馬 on 2011年12月27日

僕は昨年の2月に「The 4-Hour Workweek」(邦題:週4時間だけ働く)という本に出会い、アウトソーシングという概念に感銘を受けた。大前研一氏の本などを読んでいたので、世界の企業はアウトソーシングを活用し、最も安い所でつくり、最も高く売れるところで売るのが常識になっていることは知っていた。しかし、彼の本で書かれていた事例や、僕がオークランドの大学で国際ビジネスを学んでいたときにNews Weekなどで知った事例は、あくまでも大企業ベースの話で、将来起業を考えていた僕には斬新であったが、すぐには役に立つものではなかった。

 

ところが、上の本に出会い、感覚が一変した。現在の時代はネットを使えば、個人ベースで、世界中の優秀な企業やフリーランサーに、あらゆる仕事や、プライベートなタスクををアウトソーシングできるのだ。僕は当時からWebの世界で起業したいと思っており、Masableなど米国ウェブメディアを情報源に、あらゆるビジネスチャンスを模索していた。

2010年4月にアウトソーシングによるWebアプリ開発を開始

そこで知ったのが、米Groupon社がつくりあげた「フラッシュマーケティング」というビジネスモデルだ。僕が調べた当時(3月)は日本には、フラッシュマーケティングをやっている会社は二社しかなかった(PikuとKapupon)。僕はチャンスだと思い、思い切って、アウトソーシングによるフラッシュマーケティングサイト開発を試してみた。

 

上の本に載っていたフリーランサーの集まるアウトソーシング・プラットフォーム・サイトをいろいろ試してみた。そして他の人の投稿の見よう見真似で、なんとかプロジェクトを投稿した。そうすると驚くことに24時間以内に約200件の入札があった(7割はインド、1割はパキスタン)。この瞬間僕は凄く興奮した。

 

世界中の人が僕のプロジェクトをみて、この短時間で入札し、メッセージを送ってくれる。しかも価格は日本な途上国と比べると驚くほど安い。結局僕は過去のポートフォリオやサイト上の評価から、一社を選定した。デザインからコーディング、クォリティチェックなど、全て込みで$1300だった。

 

支払い方法は、手付金でプロジェクト全体費用の2割、途中2割、3割、、マイルストーン到達の度に、小分けにして払う方法だった。こうすることでお互い安心してプロジェクトに取り組める。

 

手付金をクレジットカードでサイトに預け、そこから先方の開発会社に支払う形(エスクローという)で、プロジェクトは順調にスタートした。しかし、僕自身、初めてのアウトソーシング、Webディレクションだったので、いろいろと失敗が多く、最終的に納期が非常に伸びてしまった。そうしている間に、日本のフラッシュマーケティング市場は完全にレッドオーシャン化しており、とても参入の余地はなくなっていた。あらゆる方法で差別化を考えたが、参入を諦めた。

一回目のアウトソーシングで学んだこと

このプロジェクトを通して学んだことはアウトソーシングによるWeb開発だ。勉強代だと思えば$1300も安いもんだった。これからは、あらゆるプロジェクトやタスクをFreelancer.comoDesk.comにアウトソーシングし、今では、日本でアウトソーシングに一番詳しい人物だと自負できるレベルに達した。

 

現在このスキルを活かして、自社アプリの開発、他社アプリの開発のコーディネートを行なっている。アウトソーシングだと品質が心配という声があるが、サイトの評価システム、安全な支払い方法、などからアウトソーシングすることは全く問題無い。

 

現に米国をはじめ世界中のWeb制作会社、アプリ開発会社が、上のサイトでプロジェクトを投稿して、数万件のプロジェクトを行なってきた。つまり、アウトソーシングに必要なのは、新しいことにチャレンジする勇気だけだ。

海外ではアウトソーシングによるアプリ開発は常識

日本にいれば気づかないかもしれないが、海外ではアウトソーシングは常識なのだ。海外の人と仕事することは、日本にいて、ネットや電話を使い、他の会社と仕事することと何ら変わりわない。むしろ品質や納品スピードで海外の方が上回っていることが多々ある。肝心のコストはどうかというと、僕の信頼しているインドの開発会社だと、iPhoneアプリは$6000、androidは$4500ほどで出来てしまう。感覚的には日本の開発会社の6分の1ぐらいか。

僕がアウトソーシングを1年半以上やってわかったこと

大前研一氏の話に戻るが、グローバル化した現在、一番安い場所でつくり、一番高く売れる場所で売るのは、当たり前だと思う。国を超えた文化の違いは、経験を積んでいけば、徐々に問題なくなる。僕はアウトソーシングによるアプリ開発を1年半以上やって、ようやく「どうやればいい人材を見つけれて、どうやれば上手くプロジェクトを完成できるか」わかってきた。

 

一歩を踏み出す。他と違うことをすることに意味がある。

日本の企業も海外でアプリをつくる勇気を持てれば、安くでアプリが複数出せる。つまり、数で勝負できる。他の日本企業がやっていないからこそチャレンジしてほしい。僕はそういったチャンレンジ精神のある企業を応援したい。もし、アウトソーシングに興味があれば、Facebookでもメールでも、お気軽にご連絡ください。

お願い

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町田 龍馬

著者プロフィール

25歳 起業家。米国向けにFacebook解析ツールを「ZenMetrics」を開発しながら、NetConcierge.jpのインバウンドマーケティングとFANCAM.comの日本進出を支援(http://t.co/DX58UjKS)。過去に倖田來未FANCAMと学研カレンダーアプリの企画/ディレクション、マイクロソフトのコンサル。モットーは「海外経験者や起業家精神を持った人を増やして日本を元気にする」

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