インバウンドマーケティングを台無しにする8つの間違い

by 町田 龍馬 on 2011年12月26日

インバウンドマーケティングは最近バズってきた感じがする。ネット広告などと比べてすぐに成果が見えにくく、派手さはないが、欧米をはじめ、確実に効果が認知されてきている。Zen StartupでもこのブログやTwitter、Facebookを中心に多数の問い合わせをいただいた。

 

また、同い年で友人の金城君(ハンパないブログ筆者)によると、彼の会社も、ブログ経由での、問い合わせ(インバウンド)が非常に増えたそう。詳しくはこちら。これからインバウンドマーケティングを会社で取り入れたい方、既に取り入れている方に、いくつか注意点があるので、以下を参照してほしい。

 

 

 

 

インバウンドマーケティングを台無しにする8つの間違い

 

1 インバウンドマーケティングをセールス目標と分けて考える

インバウンドマーケティング担当者だけでなく、セールス・チームもインバウンドマーケティングの要素をいつも念頭においておく必要がある。どちらのチームも、量だけでなく質について考慮することが重要だ。   例えば、以下のような点を考慮するとよいだろう。

顧客になってくれるのはどんな人だろうか? 最も頻繁に買ってくれるのはどんな人か? 長い期間にわたって顧客になってくれるのはどんな人か?

上に挙げた質問をじっくり考えれば、最良のターゲットに向けたコンテンツを準備できるだろう。セールス・チームはインバウンドマーケティング・チームと情報を共有し、顧客が会社とどんなコミュニケーションをしているのか把握しておきたい。

2 コンテンツの質にこだわらない

最近Googleが行った、パンダ・アップデートからもわかるように、検索順位を上げるためだけのライティングは避けるべきだ。実際に役に立つコンテンツを作らなければ、結局はランキングを落とし、トラフィックも減少する。   最近では、SEO対策として質の低いコンテンツを大量にアップしていると、検索エンジンからペナルティを受ける危険さえある。

3 大量のコンテンツをアップした後、放置しておく

インバウンド・マーケティングを陸上競技に例えるなら、スプリントではなくマラソンだ。短期間にコンテンツを大量にアップしても、長期的に見るとすぐに効果がなくなってしまう。   新しいコンテンツがめったにアップされないと思えば、サイトを訪問する人は徐々に減少し、検索エンジンの順位は下がり、ブログの購読者も興味を失ってしまう。   多くの人の興味を引きつけておくためには、クオリティの高い情報をコンスタントに発信することが必要になる。ブログはできれば平日は毎日、最低でも週2回は更新してほしい。

4 SEO対策は気にしない

SEO対策は確かに複雑だ。だが基本的な対策の有無によって、ネットの大海の中に消えてしまうので、インバウンドマーケティングだけでなく、SEOにも気を配る必要がある。ブログのSEO対策は先日書いた記事を参考にしていほしい。

5 ユーザーに何のアクションも求めない

ただ自社サイトを見る人が増えるだけでは、利益は生まれない。トラフィックの増加を顧客の増加に結びつける工夫が必要になってくる。例えば、Zen Startupではメール登録フォームを使っている。このようにメールアドレスを入力してもらうテクニックはインバウンドマーケティングの王道だ。メール登録フォームがないひとは、すぐに設置ることをおすすめする。

6 ランディングページに何もない

多くのユーザーは、わずか3秒でページを離れるかどうか決めているともいう。従って、ランディングページでは長すぎる宣伝を避け、ユーザーが取るべきアクションをはっきり示すと良い(Zen Startupもまだちゃんとやれていない)。一つの方法はヘッドラインに動詞を使い、簡潔な説明を加えることだ。 例えば「無料データ進呈」とするよりも「今すぐデータをダウンロード」としたほうが、ランディングページで何ができるのかずっとわかりやすいだろう。

7 A/Bテストでランディングページを分析しない

ヘッドライン、ページ上のオファー、ユーザーに促すアクション、文章の長さ、ボタンの色、レイアウトなど、あらゆる要素をA/Bテストで比較してみよう。Google Website Optimizerなどを活用すれば、短時間で様々なテストをすることができる。 ランディングページのテストによって、何がユーザーに訴えるのかを見極め、さらに効果的なマーケティングを打ち出すヒントが得られる。また、ランディングページだけでなく、メールマーケティング、バナー広告、ソーシャルメディアなど、あらゆるツールをテストすることが大事だ。

8 インバウンドマーケティング後の効果を分析しない

インバウンドマーケティングを行なっても、その効果を追跡、分析しないなら、改善点を見つけることも改良することもできない。 オンラインでのマーケティングを分析するツールは非常に充実しているので、これを活用しない手はない。トラフィック、トラフィックのソース、ソーシャルメディア、見込み客、ページ・ビュー、インバウンド・リンクなど有用なデータを細かく分析すれば、より効果的なマーケティングを追求できる。

まとめ

上にあげた8つの失敗は、せっかくのインバウンドマーケティングを台無しにしかねないものだ。もし一つでも該当するものがあれば、できるだけ早く対処しよう。

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町田 龍馬

著者プロフィール

25歳 起業家。米国向けにFacebook解析ツールを「ZenMetrics」を開発しながら、NetConcierge.jpのインバウンドマーケティングとFANCAM.comの日本進出を支援(http://t.co/DX58UjKS)。過去に倖田來未FANCAMと学研カレンダーアプリの企画/ディレクション、マイクロソフトのコンサル。モットーは「海外経験者や起業家精神を持った人を増やして日本を元気にする」

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