Mashable CEOが語った「2012年のデジタル・トレンド」まとめ

by 町田 龍馬 on 2011年12月13日

来年のデジタル・トレンドはどうなるのか?米ニュース・サイトのMashable CEO、Pete Cashmore氏が2012年に予想される3つのメガトレンドと7つのトレンドを発表した(上動画)。

 

20123つのメガトレンド

 

メガトレンド1「タッチ」

米Microsoftがタッチを中心としたWindows 8で遅れを取り戻すなど、世界中が「タッチ」に沸いている。今後はアプリ上で、読んだり、見たり、聞いたりするために、スワイプやピンチ、タップなどの動きが必須となるだろう。

メガトレンド2「アプリ」

2012年、OSがアプリ(次第にHTML5で作られるようになる)で覆われ、デジタルメディアはアプリ中心となる。ウェブ・マーケティングはアプリ・マーケティングに取って代わる。ユーザーが店内に入るとポイントを加算するshopkickなど、ソーシャル・コマースで使えるアプリはすでに存在するが、キラー・アプリはまだ登場していない。

 

メガトレンド3NFC

近距離無線通信(NFC)があらゆるモノの購入に使われるようになるだろう。NFCを使うと、ユーザーに関連性があり、地域に密着したコンテンツがデバイスに届けられる。ソーシャル・コマースへサイトは「買い物をして共有する」という従来のビジネスモデルに磨きをかけるべきだろう。

 

2012年7つのトレンド

 

1 ニュース・アグリゲーション・アプリ(FlipboardPulseZiteEditionsLivestand

情報が増える一方の現在、自分にあった情報を整理する「アグリゲーション・アプリ」の需要が高まる。

 

2 雑誌アプリ

いま、Apple Newsstandなどの配信チャネルやAdobe Digital Publishing Suiteなどの出版ソフトが手軽で大人気だ。今後は定期購読型のデジタル雑誌の出版が増えるだろう。

 

3 タブレット

もはやiPadの独走ではなく、AmazonのKindle Fireといったタブレットがユーザー層を広げ、デスクトップPCやノートPC市場を侵食し始める。

 

4 ソーシャル・ジェスチャー

Facebookの真骨頂ともいえる「スムーズなシェア」が注目だ。Facebookでは、オープン・グラフを通じて、読んでいるものや好きなもの、見ているものを自動的にシェアするようになった。

 

5 どこでもTV

インターネットがTVを侵食しているのではなく、TVがインターネットを侵食している。オンラインにモバイル、タブレットと、どこでもTVが見られるからだ。ソーシャル・コマースにとってのチャンスを考えるなら、ソーシャルを利用して、TVの視聴者を製品の消費者に変えることだ。

 

6 TVと映画に関連した商品を販売するアプリ

受け身的な消費を能動的で参加型の体験に変える。ソーシャル・コマースにとってのチャンスを考えるなら、ソーシャルなチケット販売や、映画とTVに関連した商品のファン・ストアが増えることに注目したい。

 

7 ソーシャル・ミュージック

Spotifyが、音楽を見付け、消費するモデルとなっている。ソーシャル・コマースにとってのチャンスとしては、音楽の好みに応じて、楽曲を推薦するソーシャル・システムが考えられる。ブランドだけでなく、音楽バンドのためのファン・ストアや、ファン優先の商品やチケット、ライブが有効だ。

まとめ

あなたのやっている/やろうとしているビジネスは3つのメガトレンドや、その他のトレンドを見据えているだろうか? メガトレンドをみればわかるが、重要な点は、世界中の消費者がPCからモバイル(スマフォ/タブレット)へ移行していくことだ。この時流を捉えるにはつねに最新のアプリに目を通して、UI/UXデザインを体感することだ。

 

とは言ってもデザインだけでは勝てない。Webにしろモバイルにしろ、誰かの役に立つアプリでなければ長期的に使われることはない。人の役に立つシンプルで使いやすいアプリを目指そう。

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町田 龍馬

著者プロフィール

25歳 起業家。米国向けにFacebook解析ツールを「ZenMetrics」を開発しながら、NetConcierge.jpのインバウンドマーケティングとFANCAM.comの日本進出を支援(http://t.co/DX58UjKS)。過去に倖田來未FANCAMと学研カレンダーアプリの企画/ディレクション、マイクロソフトのコンサル。モットーは「海外経験者や起業家精神を持った人を増やして日本を元気にする」

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