今後のGoogle+で注目すべき5つのポイント

by 町田 龍馬 on 2011年9月9日

 

新しいソーシャルメディアとして注目を集めているGoogle+だが、現時点では個人としての利用がメインで、ビジネス・プロフィールの登場は年内と発表されている。しかし、ソーシャルメディアの専門家の多くは、今からGoogle+のビジネス・ツールとしての有用性に注目している。なぜ登場する前から、そのような注目を集めるのだろうか?

1. ビジネス・ページ

多くの企業にとってFacebookは主に公式ページの補助的な役割を果たしているが、Google+の場合、コンテンツを全てGoogle+上で運用することにより、ユーザーがシェアしてくれて一気に広がる可能性がある。なぜならGoogle+のページは、これから各種アプリケーションや、Web上のコンテンツとの連動が強化されていくから。これは企業にとって大きなアドバンテージとなるに違いない。Google+のビジネスページは、Facebookページと全く異なる、マーケティングのプラットフォームとして有用なツールになるはずだ。

2. 有名人

今、多くのファンが有名人をフォローしているのは、なんといってもTwitterだろう。しかし、これも1~2年のうちにGoogle+が取って代わるかもしれない。Google+はTwitterに比べて、ずっと自由だからだ。文字数制限なしに投稿できるし、いろいろなコンテンツを提供でき、多様なコミュニケーションがとれるというメリットがある。

今のところ、Twitterでフォロワーが多いのは米国のテレビ・タレントかミュージシャンがほとんどで、あとは映画やスポーツのスタ-がいくらかいる程度だ。有名人の多くは、スポンサーのついたコンサート・ツアーや広告キャンペーンのプロモーション用にTwitterを活用している。

3. Googleサービスとの連携

Google+は、現在ベータ版で、今のところは招待制が採られている。Google+と他のGoogleサービスの連携は始まったばかりで、今はGoogle検索、Google Booksと連携しているだけだ。

だが、これからGoogle+がさまざまなサービスと連携し、浸透していくのは確実だろう。Google+に投稿された内容は基本的には全て検索の対象となり、いろいろなページにリンクされていくからだ。

また、Googleはもう少ししたらAPIを公開するので、サード・パーティーがGoogle+用にさまざまなサービスを提供し始める。そうなると、今では想像できないほど豊富な機能を楽しめるようになるに違いない。FacebookやTwitterが、依然として限られた人の遊び場になっているのとは違い、Google+はこれから広く浸透していく。

4. 広告

現時点ではGoogle+に広告の機能はない。しかし、これから変わってくるはずだ。Google+には、コストと効果性の両面で、圧倒的に有利な広告システムを打ち出すだけの可能性がある。なんといってもGoogleは世界最大のデータベースを持ち、しかもそれを適切なユーザーと結びつける点でも最強の企業なのだ。

検索や購入の履歴、ソーシャルネットワークでの行動など、各ユーザーのあらゆるデータを活用して、Google+は近いうちに最高のコンテンツ連動型広告を提供するだろう。

5. 利用者層

現在のところ、Google+の主な利用者はハイテクにくわしい若い男性や郊外に住む富裕層だ。しかし、利用者層はこれから10代の若者や女性、低・中所得層へと広がっていくと予想される。Google+がFacebookより洗練され高機能であることを考えると、これは当然の予想だ。だが、Facebookと同じほど広い層からの支持を得るには、もう少し時間がかかりそうだ。

おそらく2年以内にGoogle+の利用層は今よりずっと広がる。利用者は平均的に、Facebookと比べて教育程度も所得も高くなることが予想される。

FacebookとGoogle+は今後、ソーシャルネットワークの2大勢力になっていくのは確実だ。その中で、企業はどちらか1つを活用する、あるいは異なる層に訴えるため2つを使い分けるのが効果的だろう。企業にとって最も大事なことは、将来の変化を見込んだ上でGoogle+の活用を準備しておくことだ。

関連記事

町田 龍馬

著者プロフィール

25歳 起業家。米国向けにFacebook解析ツールを「ZenMetrics」を開発しながら、NetConcierge.jpのインバウンドマーケティングとFANCAM.comの日本進出を支援(http://t.co/DX58UjKS)。過去に倖田來未FANCAMと学研カレンダーアプリの企画/ディレクション、マイクロソフトのコンサル。モットーは「海外経験者や起業家精神を持った人を増やして日本を元気にする」

Leave a Comment