注目のFacebookキャンペーン:Pacifico BeerとTillamook Cheeseの新アプリ

by 町田 龍馬 on 2011年9月8日

世界中で、多くのブランドや企業が、宣伝媒体として利用するFacebookページ。そこでは、さまざまな新企画が毎日のように生まれている。そんな中、Facebook広告や開発に関するニュース・サイト「Inside Facebook」が、今注目を浴びているFacebookキャンペーンについて取り上げている。

今回は、数あるFacebookキャンペーンの中から、ビール・メーカーのメキシコPacifico Beer Companyと、チーズ・メーカーの米Tillamook Cheeseが実施した、斬新なキャンペーンを紹介しよう。

<以下、Inside Facebook記事より一部を紹介>

Pacificoの「Adventures On Tap」キャンペーン

キャンペーンの目的

エンゲージメントの促進、ブランド・ロイヤルティーの確立、売り上げ拡大

キャンペーンの概要

今回、メキシコの大手ビール・メーカーGrupo Modeloの子会社である Pacifico Beerは、新商品「Pacifico on tap」の宣伝のため、北米5都市(Phoenix、San Diego、Los Angeles、San Francisco、Seattle)を車で旅するキャンペーンを実施した。そして、そのツアーの様子をカメラに収め、それぞれの都市でのハイライト映像を取り上げたアプリを、Facebookページ上に公開した。

キャンペーンの方法

Pacifico Beerは、5つの都市で開催したパーティーの様子を記録し、その見どころ映像を、アプリとしてFacebookページに設置した。そのアプリを閲覧すると、Pacifico Beerが、都市ごとに異なった行事を催し、それぞれの都市の特徴に合わせたビール樽をデザインしていることがわかる。

キャンペーンの効果

現在、Pacifica Beerのページは、約1万8300の「いいね!」を獲得している。今回のキャンペーンは、ページの宣伝よりも、新商品Pacifico on Tapの紹介がその主な目的だ。今後、ユーザーがこの商品の具体的な情報を知りたい場合は、Facebookページのプレゼン動画や一般Webサイトの動画を通して確認することができる。

Tillamookの「Cheese ‘Wich」アプリ

キャンペーンの目的

エンゲージメントの促進、ネットワークへの流布、売り上げ拡大、ブランド・ロイヤルティーの確立

キャンペーンの概要

乳製品メーカーのTillamookは、同社のFacebookページに、ユーザーが画像をアップロードして、編集できるアプリを作成した。そこにアップロードされた画像は、Tillamookのグリルドチーズ・サンドイッチの焦げ目模様となり、ストリームに公開される。

キャンペーンの方法

ユーザーは、Webサイトのデザインを手がける米Hello Designが制作したアプリに、写真をアップロードし、写真の位置やサイズなどを調節する。グリルド・チーズへの写真加工がうまくいけば、ストリームに投稿する。

キャンペーンの効果

ソーシャル・メディアのトラフィック情報を専門とする米PageDataによると、Tillamookのページは、着実にファン数を増やしつつあるという。しかし、今回のアプリが、「いいね!」のクリックを介さずとも利用可能なことから、キャンペーンの真の目的は、現存のファンに向けて、チーズ製品への親しみを浸透させることだといえる。このキャンペーンの魅力は、ユーザーがチーズに対する思いを自分なりにアレンジでき、それをユニークな方法でFacebook内の友人と共有できるところだ。

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町田 龍馬

著者プロフィール

25歳 起業家。米国向けにFacebook解析ツールを「ZenMetrics」を開発しながら、NetConcierge.jpのインバウンドマーケティングとFANCAM.comの日本進出を支援(http://t.co/DX58UjKS)。過去に倖田來未FANCAMと学研カレンダーアプリの企画/ディレクション、マイクロソフトのコンサル。モットーは「海外経験者や起業家精神を持った人を増やして日本を元気にする」

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