NPOがGoogle+を活用する4つの方法

by 町田 龍馬 on 2011年8月19日

新しく登場した「Google+」を世界のNPOはどのように活用しているだろうか? ソーシャル・メディアのニュースブログ「Mashable」に、NPOによるGoogle+活用例が掲載されている。Google+を活用することで、NPOの活動を、素早く、効率的に広めることができる。

<以下、Mashableブログより一部を紹介>

1. 限定のビデオチャットを催す

資金提供者やボランティアなど、NPOの支持者に報いる方法を探しているなら、「Hangout」はどうだろう。HangoutはGoogle+のビデオチャット機能。この機能を使えば、たとえばNPO組織内の有名人や重要人物と支持者のビデオチャットをホストセッティングできる。支持者は、自分の貢献に対して、ビデオチャットへの参加権が与えられるというNPO側の気遣いに満足感をおぼえるはずだ。

退職者の生活の質の向上を目指す全米退職者協会(以下、AARP)のソーシャル・コミュニケーションおよび戦略部長のTammy Gordon氏は、ビデオチャットの場を設け、著名な大使に励ましのスピーチをしてもらうことで、9・11の記念日を始めたいと考えている。「主要なボランティアとつながる良い方法だね」とGordon氏は語る。

ビデオチャットを催すには、「9・11の記念日ボランティア」といったイベントの参加者向けの「Circle」を作る必要がある。AARPでは、スタッフの個人的なアカウントを使って、大規模なビデオチャットをホストすることに懐疑的だ。Google+にグループ・ページやビジネス・ページの立ち上げを望んでいる多くの組織が、このような懸念を抱いていることだろう。

こういった心配を払拭する一つの方法は、スピーカーにビデオチャットをホストしてもらうことだ。ホストがNPOのスタッフなら、ビデオチャットをボランティアが組織内で人と触れ合える場と考えよう。

2. Circleを盛り上げろ

Circleは、共通の関心事を持つ人たちを束ねると、議論や意見交換が盛り上がりやすい。興味のある分野、地理的な場所、過去の支援経験などのくくりで、Circleを作ってみよう。

アメリカの野生生物の保護活動を行う全米野生生物連盟のソーシャルメディア・アウトリーチ議長のDanielle Brigida氏は、興味に応じてCircleを組織している。同氏が作ったCircleは、政策専門家、野生生物ファン、写真家など。支持者は複数のCircleに在籍できるため、Circleの枠をゆるめに設定するといいだろう。

Circleを慎重に管理すれば、支持者からアイデアを集める良い手段となる。どのようなイベントに興味があるか、ボランティアに尋ねたり、資金提供者に今後のキャンペーンのアイデアを求めたりできる。共通の関心を持った人たちの間で、会話を盛り上げよう。

Gordon氏は、Google+のビジネス・ページに、支持者が受け取る情報の種類を選べるCircle選択機能が加えられることを望んでいる。AARPでは、健康、社会保障、消費者向けエンターテインメント、政治に関するCircleを提供する予定だ。

3. 同僚とHuddleするかHangoutする

生活の向上を目的とし、途上国における電子書籍の普及を使命とするWorldreaderでは、「ターボ・ハングアウト」の間、仕事がはかどったねと冗談が飛ぶ。そう話すのは、コミュニケーション部長のSusan Moody氏だ。大陸をまたぎ、異なる時間帯にやりとりする国際チームがあるため、Worldreaderでは、簡単に電子会議を開くために、Google+のHangoutを利用している。

AARPのコミュニケーション・チームも今週の水曜日に、Google+のHangoutを使って、初めてのウェビナー(Web上で開催するセミナー)を開催する予定だ。

ビデオチャットをホストするプラットフォームはGoogle+が一番手というわけではないが、従来、この手のサービスは有料だった。今なら、Web経由で即座にメンバーが呼び出され、距離的に隔たった同僚の間でも簡単にブレインストーミングができる。

「Huddle」は、グループで連絡を取り合う、もう一つの方法。プレゼンテーションに遅れそうなときや、休憩時間に良いアイデアが浮かんだときは、Google+のiPhoneアプリにあるグループチャット機能を使って、グループと最新情報を共有できる。Huddleの履歴はアプリに保存され、グループと連絡を取るのも簡単だ。

4. Huddleでボランティアをまとめる

大きなイベントを企画しているなら、Huddleを使ってボランティア同士のコミュニケーションの効率を良くしよう。Circleにサインアップしているメンバーの名前を加えて、メッセージの伝達が始まるようにするだけでいい。これは、パレードや集会、抗議行動など、調整が必要な場合や、素早い対応が求められるイベントを計画している場合、特に役に立つ。

Huddleはまた、異なるメールサーバーやメーリングリストにいる人たちと情報をシェアするのに、最適のソリューションになりうる。Huddleのグループには管理者がいないため、新しいボランティアを簡単に会話に加えることができる。ボランティアが辞めたければ、リストから自分を外すのも容易だ。

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町田 龍馬

著者プロフィール

25歳 起業家。米国向けにFacebook解析ツールを「ZenMetrics」を開発しながら、NetConcierge.jpのインバウンドマーケティングとFANCAM.comの日本進出を支援(http://t.co/DX58UjKS)。過去に倖田來未FANCAMと学研カレンダーアプリの企画/ディレクション、マイクロソフトのコンサル。モットーは「海外経験者や起業家精神を持った人を増やして日本を元気にする」

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