6つのアウトソーシングサイトを徹底比較

by 町田 龍馬 on 2011年4月17日

アウトソーシングサイトを紹介するのに、Compete.comを使い、人気の順に6サイト紹介する。ランキング順にサイトの良さが決まるわけではないが、メジャーなサイトを知っておくと、マイナーなサイトとも比較できる。ランキングではなく、どのサイトをどういうプロジェクトで使うかが重要である。今回紹介するサイト以外にも、すべて$5でアウトソーシングできるFiverr.comなど、おすすめサイトがあるので、また別の機会に紹介したい。

6つのアウトソーシングサイト比較

(各サイト名の横はそれぞれのキャッチフレーズ)

1.Elance ‐ オンラインワーカーを使ってプロジェクトを完成させよう

サービス内容:時間給で、あるいはプロジェクト毎に雇用することができ、さらにサイト上の“Workroom”で進捗状況を追跡することもできる。この“Workroom”を使えば、オンラインで仕事の状況を見ながらプロジェクトをマネジメントすることができ、メッセージ、スクリーンショット、ファイル、完成した仕事は自動的に保存されていく。このサイトの非常に優れた特徴は、必要に応じて“Workroom”に同僚を招待できることである。

支払い:仕事の進捗状況あるいはタイムシートを承認した後に支払いがなされる。 費用:支払い毎に(プロジェクトの予算規模に応じて)6.75%から8.75%の金額をElanceが差し引き、残りの額がワーカーのElance口座に直接振り込まれる。さらに雇用者が初めてアカウントを作る際に、口座開設費として10$の費用がかかる。

町田の意見:やや高価ではあるが、一般的に言って質の高い労働力が提供される。比較的大きなプロジェクトで、高い技術を持つチームを必要とし、凡庸なワーカーの応募に煩わされたくない場合には恐らくベストな選択になるだろう。

2.Freelancer ‐ スモールビジネス向けのアウトソーシング

サービス内容:ワーカーを雇用する際には、支払いの目安として目標となるマイルストーンを設定しなくてはならない。設定されたマイルストーンまで完成する度に支払いがなされる。

支払い:設定されたマイルストーンまで完成したときに、あるいは仕事が完成したときに支払いがなされる。

費用:これが複雑でわかりにくい。 プロジェクトをポストする際に5$必要だが、サービス提供者を選んだ際に全額払い戻される。 サービス提供者を決定すると3$あるいは3%のどちらか高い方の額を支払う。 「注目のプロジェクト」にポストするには19$。 検索エンジンに表示されないようにするには33$。 入札金額を他のユーザーから隠すオプションは3$。 ゴールドメンバーシップは一月24.95$(プロジェクトのコミッションが0%になる) フルタイムのプロジェクトをポストする際には99.95$。

町田の意見:案件ベースの仕事に向いている(特に一度限りの仕事)。使いやすく、小規模な仕事に向いている ‐ 平均的な仕事は200$以下、小規模な仕事を初めてアウトソーシングするなら、特にコストパフォーマンスが優れている。

 

3. oDesk – 世界の働き方を変えよう

サービス内容:働いた事が確認された時間分だけ支払う。oDeskのTeam Roomでは、各メンバーのアクティビティレベル(キーボードとマウスのアクティビティ)を目視したり、(Work diaryを用いて)フィードバックしたりすることが可能になっている。さらにワーカーのパソコンのWebカメラとスクリーンショットも確認できるので、雇用者としては一層信頼できると言えるだろう。 支払い:働いた時間ベース、あるいは完成した仕事に応じて支払いがなされる。 費用:雇用者の支払額の10%をoDesk側に手数料として支払う。

町田の意見:時間給で支払いをしたい業務がある場合には素晴らしい選択肢となる。

 

4. Guru – 世界最大のオンラインマーケットでフリーランサーを見つけよう。 サービス内容:完成した仕事に対して支払いがなされる。 費用:四半期ごとのメンバーシップが、29.95$から99.95$までのプランで提供されている。

プロジェクト費用:メンバーシップのレベルに応じて、インボイスあるいはエスクロー総額の5%か10%を支払う。 エスクローサービスの費用 ‐ SafePayエスクローサービスを使った時だけ、エスクロー支払額に対して2%の費用が必要。 雇用者支払い方法に応じた手数料 ‐ クレジットカードの支払いに関して上限4%、口座間送金手数料は2.5%、小切手で受け取る場合は3$、電信為替で受け取る場合は9$の手数料。

町田の意見:主にアメリカのフリーランサーが登録しているようだ。(アメリカ国内のワーカー182,000人に対し、インド国内が51,242人、ロシア連邦に至ってはわずか1,887人しかいない)。プロジェクトに関して口頭での連絡が必要な場合には、当然ネイティブスピーカーが望ましいだろう。もしアメリカのワーカーと働きたいなら選択肢としてGuruも良いだろう。

 

5. vWorker – より有能で、より信頼でき、より手頃かつ確実。

サービス内容:案件に対する支払い、あるいは時間ごとの支払い。時間単位の仕事に関してはAccuタイムカードシステムを用いて、ワーカーのパソコンのスクリーンショットやWebカメラ(パソコンについていれば)によって管理される。 支払い:時間単位の支払い、工程ごとの支払い、あるいは仕事が完成した際に支払いがなされる。

費用:知りうる限りでは最も高い費用がかかる(仕事のポスト、加入は無料だが)。仕事単位での支払いに関しては、ワーカーから15%もの費用を徴収する。ただ時間単位の支払いに関しては9%となる(支払方法を同社の勧める方法にすれば、もう少し安なる)。

町田の意見: 個人的にはまだ使ったことがないが、Time DoctorのCEO、Robは「最も好みの選択肢」だと述べているので、期待できる。これまでにRobは500以上のプロジェクトをvWorkerのサイト(以前はrentacoder.com)でポストしてきた。様々な国のワーカーと多種多様なプロジェクトを手がけて、ほとんどのケースで素晴らしい成果を得てきたそうだ。

 

6. Scriptlance – ビジネスとプログラマーをつなぐ.

サービス内容:仕事ごとに支払い

支払い:買い手はプロジェクトを投稿し、入札/見積もりを無料で受けられる。買い手が最終的に落札者を選択すると、一律5$のチャージを30日以内に支払わなければならない。プログラマーはプロジェクトを落札できた場合、5$あるいは5%どちらか高額な方を支払うことになる。

町田の観察: サイトは非常に見にくいが、それでも安くプログラムを仕上げて欲しい時には悪くないだろう。大部分はインド(と発展途上国)のプログラマーだで、他のサイトより安い。ちなみにTime DoctorのRobは、それほど頻繁に用いているわけではないそうだ。

どのサイトがベストか?

簡単に言えば、どんなタイプの仕事かによって決まってくる。時間単位の仕事では恐らくoDeskがベストだろう。一度限りのプロジェクトを依頼するときは、安心感のあるエスクローサービスが使えるvWorker、Guru、freelancer.comが良いだろう。

どのサイトでも、完成した仕事に関して不満があれば、フリーランサーには素早く対応してもらえる。もちろん仕事を頼む前の段階で、仕事に関して明確な説明がなされていなければならない。仕様書の書き方などプロジェクトを投稿するときのヒントは別記事で書く予定だ。

まとめ

私の意見では、プロジェクト単位での仕事を依頼するならvWorkerかFreelancer.comがベストチョイスだ。 アメリカ国内での依頼先を見つけるならGuruが良いだろう。Elanceでは悪質な発注者を排除するために余分な費用がかかるが、その分のメリットは十分にあるだろう。Scriptlanceは予算が限られている時以外はお勧めできない。

上記以外におすすめできる他のアウトソーシングサイトとしては、Amazon’s Mechanical Turkがある。ちょっと変わった名前だが、非常に優れた機能を備えている。Mturkは、多くの人と仕事をシェアしようというコンセプトに基づいている。興味深いアプローチであり、もし自分のプロジェクトの要求にかなっているなら、チェックしてみる価値があるだろう。

もしこれまでに上げた選択肢に満足できないなら、http://whichlance.com/reviewsを時々チェックしてみると良いだろう。これはアウトソーシング先をリストアップしたポータルサイトで、上記の他にも、99designs.com などが紹介されている。ちなみに99design.comではデザインコンテストを行うことができるクラウドソーシングサイトだ。


関連記事

町田 龍馬

著者プロフィール

25歳 起業家。米国向けにFacebook解析ツールを「ZenMetrics」を開発しながら、NetConcierge.jpのインバウンドマーケティングとFANCAM.comの日本進出を支援(http://t.co/DX58UjKS)。過去に倖田來未FANCAMと学研カレンダーアプリの企画/ディレクション、マイクロソフトのコンサル。モットーは「海外経験者や起業家精神を持った人を増やして日本を元気にする」

Leave a Comment